「金沢・未完の夜」に参加して
*私は詩に触れることも少ないので、感想と言ってもお恥ずかしいものです。
朗読に関するものと言うより・・・(^^;)。大目にみてやってください。
書く機会を与えてくださったぴおさん、チケットを譲ってくださったしょさん、
そしてこんな文章を読んでくださる方に感謝します。ありがとうございます!!
詳細はぴおさんのレポがあるので、印象に残ったものを少しずつ書いてみました。
ほとんどがその時感じていたことです。
<お湯をわかそう>
「お湯さえわかせばなんでもできる」このフレーズが好きな詩。
宮沢さんのエピソードも面白いというか、可愛いというか(失礼!)
「この頃の生活が楽しかった」と語る宮沢さん。その気持ちが伝わります。
<歌詞・ありがとう>
曲ができるまでのエピソードには深いものがあるそうで・・・。
そう思って聴けば聴くほど、なんともズシンとくる詞だと思いました。
この歌詞に涙が出るのはきっと深い想いがあるから・・・
<ゲバラとエビータのためのタンゴ>
初めて耳にしたのは電話を通じて。
その時、自分の居る環境の現実に気付かされてはっとしたのを思い出します。
どんどん強くなっていく宮沢さんの声に圧倒され、泣きたくなる自分がいました。
流され、慣れてしまうことは楽。でも、立ち止まり、ひとつひとつに疑問を持つのは
難しい。
でも、それなしには何も変わらない、取り戻せない・・・
この詩に出会うたびに立ち止まることの大切さを思います。
目をつぶって聴いてみました。みなさんもぜひやってみて下さい。
<東京羊羹>
聴きたいものが聴けるというのは嬉しいものです(^^)
ドキドキしました、一言一句逃さないよう・・・
朗読時の姿勢(立つか、座るかetc・・・)までこだわって読んでもらえるとは!!
「詩は声に出してみるといい」と宮沢さんはかねがねおしゃっていますが、
その理由が納得できる詩ではないでしょうか?
「ブスは独立しているのか?」という個人的論点はありますが(笑)
これほど心で理解できる詩はなかなかないのです。
<それが僕です>
新作の朗読です。鳥肌が立ちました。発売が楽しみです。
今回は歌詞の朗読を観客がするという企画もあり、そこから得るものも大きかったで
す。
宮沢さんの朗読では新たな側面・世界知り、2人の女性の朗読では新たな見方を教わ
りました。
特に「有罪」。私はもっと辛いくらいの詞だと思っていましたが、
朗読された方のとても温かみのある読み方によって、自分のとらえ方を見直したりし
ました。
阿佐ヶ谷の時もそうでしたが、その雰囲気と距離感にかなり緊張しました(笑)。
その詩・詞のきっかけを知ることが多いこともあり、また新たな緊張を生みます。
歌もそうですが、朗読となるとより強くまっすぐに気持ちが伝わるような。
冒頭で宮沢さんが「あまり見ないでください」ということをおしゃっていたので
(まさか!そんな偉い子じゃありません。前の人が大きくて見えなかったんです。
泣)
目をつぶったり、遠くを見たり・・・鶴来さんを見つめたり??
少し冷静に聴く自分を発見!悲しいことばかりじゃありません。
なんせ「未完」です。このまま続くことをひたすらに願います。
そして、またどこかで静かに、そして正面から言葉と向き合う機会を持ちたいと思い
ます。
本当に素敵な夜でした。
宮沢さん、スタッフの皆さん、一緒に時間を過ごした皆さん、ありがとうございまし
た!
感想文作成者 あきさん
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